富士山の麓で推しの子として転生した話
こんにちは。
少し前になりますが、山梨県富士河口湖町で『胎内めぐり』をしてきました。
場所はこちら。
もっとkwsk。
初めに触れませんでしたが、聞き慣れない言葉ですよね。胎内めぐり。胎内?子○か?
ワタシが行ったのは、正式名称を山梨県富士河口湖町『船津胎内樹型』(国指定天然記念物!です!)といい、富士山噴火による溶岩流の際、樹木を取り込んで固体化し、燃え尽きた幹の跡が空洞となって露出した洞窟のことを言います。
古くから富士山は信仰の対象として成立し、江戸時代には『富士講』として、人々が次々と富士山巡礼の旅へ向かいました。
その中で、この洞窟は『え?これ中ヒトの内臓に似てない?もしかして...ママ....?』という着想のもと、洞窟内部を人体に見立て、内部を一周し、地上に戻ることで『生まれ変わり』を体験できるのでは.............?という信仰が生まれました。正直キモい。
富士講のため訪れた巡礼者たちは、登山前日に『胎内めぐり』を行い、身を清めてから登拝するというのが通例になりました。
というわけで、
うんうん、じゃあ富士山じゃなくて、『推し』の胎内と考えたら、゛゛゛推しの子゛゛゛として、゛゛゛誰でも゛゛゛生まれ変われる...ってコト?!?!?!?!!
と思い、行ってきました☆
......微グロ?
洞窟には、敷地内の河口湖フィールドセンターで拝観料を支払い、入口でヘルメットを装着してから出発しましょう。(作法がわからなくてウロウロしました)
ヘルメットを付けたら、無戸室浅間神社へお参りをして、出発!
洞窟入口は狭く、天井に気をつけながら進みます。
すぐに肋骨ゾーン(?)に入り、人体というよりヘビみたいなクリーチャーの内臓感が強く、不気味でした...。
でもこれは推しの子になるためだから...。
少々進むと分岐があります。
段差キッツ!
ガッチリしたワタシの体格では、既に膝をつきながら進んでいますが、実際行く際は汚れても良い服装でね。
分岐の先ではなんと、
母の胎内。
父の胎内。
父の胎内。
父。
父。
パパ............?
は?
ママにパパは居ないんだが.............?
道半ばにしてこの煩悩は置いておいて、母の胎内へ向かおうとしたのですが、、、
狭すぎるて〜〜!!!!
デカめかつ柔軟性に乏しいわたしは天井にガツガツ頭を当てながらも無事に母の胎内へ...。
終始こんなテンションで、童心に帰り、洞窟探検をする20代男性の姿が、確かにここにはありました。
胎内樹型を一周し、無事に推しの子として新たに生を受け、生まれたての綺麗なワタシへと転生いたしました。
洞窟内部は15℃前後とひんやりしており、夏季でも過ごしやすく楽しめるアクティビティではないかと思います。
今回は行けませんでしたが、この近くにもう一つ同様な樹型があるみたいです。
(ワタシの行った時期では)空いており、富士山周辺で手軽に楽しめるアクティビティをお求めの方、富士北麓で時間が空いてしまった方、†推しの子(概念)†としてこの世に生まれ落ちたい方etc...、是非訪れてみてはいかがでしょうか?
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
では。